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金具作り

怒り,威嚇の力強さや、哀れ,怨みの表情を強調させるのに、目,歯,牙に金具をはめる作業

≪ モデル:長霊べし見 ≫

 材料は真鍮を使用している。金を塗ったり金メッキや金箔を貼ったりもする。(上塗りの前の作業)

 道具: ハサミ、ハトメパンチ、ポンチ、ヤスリ、銀紙、鉄の加工棒(両側が丸い)、
     丸い凹みのある成形作業台。  


 はめ込む箇所に銀紙をかぶせ型紙を作る。(タバコの銀紙が適)

 型紙を切り取り真鍮に写し描き鋏でカットする。

 カットした真鍮を凹み台に乗せ先端の丸い成形金具棒でたたき出し丸みを作っていく。

 はめ込む箇所にあわせ,ヤスリで削ったり、たたき出しの作業を合うまで繰り返す。

 目穴を裏側から鉛筆で描きポンチで開ける。ハトメパンチでの穴あけは丸みを出す前にあける。

 この時点ではまだ凸凹している箇所が多くある。先の丸い成形金具棒にかぶせ叩き込み形状を整えていく。(100回以上は軽くたたき出す)

 半丸のヤスリで目穴を整える。 両目を面にかぶせ再度調整(たたき出し、ヤスリ削り)して出来上がり。

 フィットしたら下塗りの後で接着剤で固定する。

 次は 裏塗り、下塗りだ。

半丸の目はココ 小さな目はココ いろんな目はココ いろんな牙、歯はココ