用意する | ||
胡粉に水乾板流し顔料を混ぜる 和黄土、利休茶、丁子色、朱土にアワビ粉を入れた。 |
膠液を入れ乳鉢で溶き混ぜる。 市販の 液膠 を7倍に薄めよく混ぜる。5tに水を30t加えた。 |
胡粉液を叩きつけるパフ。 質感と均一性を重んじて目の細かいパフを使用。 |
最初から3回は平筆で塗りつける。 やや塗りムラが目立ったので#180のペーパーで軽く磨く。 眺めていると色が若干濃いような気がした。 色改良をしよう。 胡粉液の1/4を捨て 新しく胡粉に朱を少し入れた胡粉液を作り加えた。 |
パフで5回叩きつけ上塗を終了。 |
解 説 |
・サイコロ型は「下塗り時のにかわ液6:水4」に薄め、液膠は「膠1:水6」に薄め にかわ液を作る。 ・胡粉に水乾板流し顔料を少量づつ加え、よく混ぜ合わせ、色を調合する。他の顔料も加えるときがある。 アワビの粉末を加えると味わいが出る。 ・通し(#150)をかけゴミを取り除く。 ・塗り付け乾かした後、再度色調合をするケースが大いにある。 ・全部で8回ほど塗る。途中で塗りムラや溜まりが目立つときは#180のペーパーでかるく磨く。 ・刷毛目を表現させる場合は粗目の刷毛先を使い流れるように塗る。 ・梨地仕上げにする場合は梨地の粗さ加減を考慮しパフ、海綿、スポンジでたたき付ける。 ・様々な傷模様を付けるにはスチールブラシや竹べら、#60,#80のペーパー等を使用する。 |
小 道 具 上塗り時の胡粉細工に用いる | |
水乾板流し顔料 泥絵の具。山から採取した泥や土を水で精製し板状に乾燥させたもの。 |
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パフ 小さな梨地模様に用いる。 |
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スポンジ 中ぐらいの梨地模様に用いる。 |
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海綿 大きな梨地模様に用いる。 |
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刷毛目筆 先が粗くなるよう三角等で散髪していて刷毛目模様を出すのに用いる。 |
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スチールで作ったブラシ いろんな傷をつけるのに用いる。 |
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