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「小」は可愛らしいという意味で十二、五歳とか十六、七歳の女性といわれ最も若い面である。 能面を象徴する面で、年若い可愛さ、やさしさ、初々しさをあらわす。
211 x 136 x 70 140g
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前 | ||
============================ 制 作 過 程 ============================
木 彫 り (120g) | |
塗 り | |
下塗り (128g) | 上塗り (140g) |
さいころ型の膠2gに対し40tの水を入れ湯煎して溶かし乳鉢で胡粉を混ぜ#150の通しでこし
下塗り用の胡粉液を作る。 まずは3回塗り#60のペーパーで磨く。 木地がだいぶ見えるので また3回塗り#60のペーパーで磨いた。 |
まずは上塗り用の
にかわ液 を作る。 黄土、淡口黄土、朱土をほんの少しとアワビ粉末を胡粉に混ぜて上塗り液を作り塗りつける。 はじめの3回は平筆で塗り次の3回はパフで叩きつけ、スチールタワシで研ぎ出し後 パフで2回たたきつけた。 |
彩 色 | |
色つけ | 研ぎ出し後 |
ヤシャブシの古色液をかなり薄めにして3回パフで叩きつけた。 顎のラインと髪の毛のラインへ向かっては徐々に濃い目になるよう数回着色。 |
スチールタワシで研ぎ出し。次に古色液をさらに薄め2回たたきつけ研ぎ出しをした。 上塗の地色に黄、赤が入っておりヤシャブシの古色だけでこれ以上の着色は必要ないと判断。 |
毛 描 き | |
ー1− | ー2− |
髪の毛のライン、目のライン、歯を墨で描いた。 眉はパフを丸め薄墨を軽く押さえつけ研ぎ出しを3回。 |
目穴に向かって細い線を入れ目の中を毛描き。 唇に朱を塗った。 これで表情がぐっと生きてくる。 あとは髪の毛を墨塗りし剥がしと古色着けで完成。 |
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ジ
の
ト
ッ
プ
へ