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登鼻<  通園つうえん(通円)-1   >通円-2

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大勢の客に茶を点(た)て続け過労死したが充実感のある茶家のあるじの亡霊をあらわす。

怨死した頼政のパロディー的存在。

狂言面 「鑑賞と打ち方」に掲載の国立能楽堂 蔵 を 参考

200x150x91




============================  制 作 過 程  ============================

準備
写真から面輪郭型と縦中心型を推測でイメージ図を作る

初  期  彫 り


荒彫り
 ナタ、平ノミで両端の不要部分をはずし裏側から面型に合わしノコ引き。  裏から平ノミを主に面型を削り出し丸ノミで大雑把に彫り込んだ。  ノコと平ノミでイメージを浮かべ削り出す。

中 間  彫 り
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写真とイメージ図を眺めそれぞれの位置づけをし感覚を見ながら少しずつ削り出す。

仕 上 げ  彫 り

型 紙 作 り
 縦型は推測で作った型紙からは彫りながら若干変更した。面型、横型、目の縦型、口開け型と合わせ全部で15種類を作った。
 型紙を作りながら各所で自然なラインへと微調整削りをした。

塗  り
ペーパー掛け
下塗り
上塗り
 木地を#40のペーパーで磨く。  下塗り後#60でペーパー磨き。  下塗り時の60%に薄めた膠で胡粉に和黄土、山吹、微量の焦げ茶、アワビ粉を混ぜ溶く。 刷毛で3回、パフで3回、刷毛で1回塗りつけた。

彩 色
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 ヤシャブシの濃い目の古色をパフで打ち込む  スチールタワシで研ぎ出す。
 後は彩色調整し毛描きで完成。