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神鳴<  かみなり   >鬼

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狂言『雷(かみなり)』(神鳴)の専用面である。
顔は黒く、髪・眉・ひげ・目・牙を金色とする。眉を吊り上げた怒りの表情であるが、いっこうに恐ろしさはなく、滑稽な印象がある。
空から落ちた雷が腰を痛めて、医者に針を打ってもらうという筋書きにふさわしい。

東京国立博物館 蔵 (江戸時代・18世紀)を参考

212x173x102



============================  制 作 過 程  ============================

準  備
写真から面輪郭型と縦中心型を推測で作る

初  期  彫 り


 ノコギリで切った後 裏側から面型を削り出し丸ノミで大雑把に裏を彫り込んだ  ノコギリとノミでザクッと削り出す

中 間  彫 り
-1-
-2-
-3-
 向かって左側を大まかに彫り出す  向かって右側を左側と合わしながら彫り出す  バランス調整。

仕 上 げ  彫 り
-1-
-2-
 口周りをはっきり彫り出す  全体調整

彫 り  完  成

型 紙 作 り
 縦型は推測で作った型紙から彫りながら修正し6o前後が変更となった箇所がある。 面型、縦中心型、横型-11、目の縦型-2と合わせ全部で15種類を作った。


目 に 金 具






作り方はココ


角 の 作 成

角を想定


ペーパー磨き
 #40のペーパーで磨き角を接着

塗  り
下塗り
上塗り
 15tの 液膠 に45tの水を加え60ccで胡粉を溶く。 4回塗り#60のペーパーで磨く。そのあと2回パフで塗った。  金具の目を接着し8tの 液膠に48tの水を加え56ccで胡粉を溶く。  弁柄、丁子色、アワビ粉を混ぜ刷毛で2回、パフで5回塗りつけた。

彩  色
黒色打ち
角&牙に金
黒墨に朱墨を加え筆で1階、パフで3回打ち付けた 膠で溶いた古色を1回打ち込み角と牙に金を塗った