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武将の怨霊・亡霊の表現で怪士に準ずる。 コメカミに血管が浮きあがっているのを特に筋怪士しとよぶ。 源義経(よしつね)に挑みかかる平知盛(とももり)の怨霊によく用いられる。 井伊家伝来 作者不詳 を参考 208 x 152 x 78 |
準 備 | ||
写真から面輪郭型と縦中心型を推測でイメージ図を作る |
初 期 彫 り | ||
表 |
裏 |
荒彫り |
ナタで両端の不要部分をはずす。 |
丸ノミで大雑把に裏を彫り込んだ。 | ノコとノミでイメージを浮かべながら彫りはじめる。 |
中 間 彫 り | ||
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-3- |
全体の不要部分をザクッと削り向かって左側を大まかに彫り出す。 | 向かって右側を彫り出し左右のバランスを見る。 | 全体が見やすくなるよう彫り進める。 |
写真とイメージ図を眺めそれぞれの位置づけをし感覚を見ながら少しずつ削り出す。 |
木彫り完了 | |
ヤ ニ 抜 き | ||
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-3- |
チャック付きポリ袋に面を入れ燃料用アルコールを2個入れる | 2日間浸しておくとヤニがアルコールに溶け出る | 熱湯に入れ約5分間でヤニが吹っ飛び2日間乾燥させる。 |
桧はヤニが出るので対策が必要 |
型 紙 作 り | |
縦型は推測で作った型紙から彫りながら修正。2〜7o前後が変更となった箇所がある。
面型、横型、目の縦型、口開け型と合わせ全部で16種類を作った。 型紙を作りながら各所で自然なラインへと微調整削りもする。 |
目 に 金 具 |
下塗り後に接着する。 作り方はココ |
彩 色 | ||
木地磨き |
下塗り |
上塗り |
木地を#40のペーパーで磨く。 | 下塗り後#60のペーパーで磨く。 | 下塗り時の60%に薄めた膠で胡粉に黄土、淡白茶、利休茶、微量の岩群緑色、アワビ粉を混ぜ溶く。 刷毛で2回、パフで2回、刷毛で1回、パフで2回塗りつけた。 目に金具を接着。 |
彩 色 | ||
古色打ち |
研ぎ出し |
古色打ち |
うすめの古色液を打ち付けた。 | スチールタワシで研ぎ出す。 | 古色液に黄色を加えうっすらと打ち込む。 彩色微調整をして毛描きで完成。 |
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