≪ モデル:顰 ≫
側 頭 部 | |
・鉛筆で下書きをする。 眉毛も鉛筆で下書きをしバランスを取っておく。 ・適度な長さで筆をうまく抜く。 今回は下部から順に上部へ描いているが真ん中からとか上部からとかその時の気分による。 |
眉 毛 | |
・鉛筆で下書きをする。 下書きは簡単そうだがけっこう手間取る。木彫り時も鉛筆書きをしながら彫り進めている。 ・丸くカーブした眉に描いていくのでかなりの集中力がいる。うかっとできないので描き終えると疲れている。 ・今描いている線より2本下から描き始めた。順次下部上部へと平行線を基本として描いている。 ・面を少しずつ動かしながら筆を動かす。 |
口 ひ げ | |
・鉛筆で下書きをする。木彫り時も鉛筆書きをしながら彫り進めている。 ・中央の短めから描き始め順に長くなっていきカーブもついてくるので気が抜けない。 今回はタイマーで写真を撮った。 その時 一旦筆の流れが止まるのでちょっと戸惑う。 |
口 か ら 上 部 | |
口 か ら 下 部 | |
口 元 | ||
1 |
2 |
3 |
1.真鍮金を膠で溶き歯に塗る。 2.朱墨をすって唇に塗る。 |
3.歯を少しだけ研ぎ出してから古色を塗って再度 研ぎ出す。 4.唇に2度目の朱を塗る。 |
5.歯に墨を入れる。 この時、唇にはみ出すと 朱墨を塗る。 墨は水だけの小さな筆でぼやかす。 6.唇を筆で濡らし竹べらでうっすらと所々剥が す。 そのあと全体に古色を塗り完成。 |
目 | |
1 |
2 |
・墨をすって松煙を混ぜ筆で真鍮の目の周囲を黒く塗る。 ・目の周りに朱を塗り古色を打ち研ぎ出す。 |
・黒い部分をぼやかす。 叩き筆の小さいのに水を含め微妙なタッチで墨をぼやかしていく。 そのあとスチールタワシで軽くこすって自然な感じにする。 剥がし過ぎたら再度墨塗りから繰り返す。 |
========================= 毛 描 き 例
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小面 毛描きー1 | |||
髪の毛と目の輪郭線を細い筆で描く。 |
目の白目部分に墨を入れる。細い線の集合体のようにする。 唇に朱を塗る。 |
髪の毛は一般的には削って3本の白い線を出すのだが筆で白い部分を浮き出した。 歯はお歯黒にする。 |
髪の毛全体に墨を入れ、歯、唇と共に適度に剥がし古色入れをする。 眉は薄墨をパフで打ち付け研ぎ出しをする。 |
小面 毛描きー2 | ||
髪の毛の3本線を浮き出し、眉をたたき、目の輪郭線、歯に黒い墨を入れる。 |
目の白目部分に墨を入れ、 唇に朱を入れる。 これだけでグッと表情が出てくる。 |
髪の毛全体を塗り、歯、唇と共に適度に剥がし古色を打ちつける。 |
節木増 毛描き | ||
先ずは輪郭を描いておく。 次に中央から額に2本、交差をしながらコメカミ辺りに3本、次も交差をしながら3本だが外側の1本は太めにする。 |
完成 |
孫次郎 毛描き | |||
先ずは輪郭を描いておく。 次に中央から2本を最後まで描き、交差をしながらコメカミ辺りから1本を内側に描く、 次も交差をしながら目上辺りから外側(輪郭の直前)に1本を描いている。 オモカゲ本面はより複雑で真似が出来ない。 私のは簡略して描いている。 |
完成 |
長い毛描き例:熊坂 |
基本的には平行線で描くのだが、なかなか思うようには筆先が動かないのが腹立たしい。 筆の入り、抜き、中間と気が抜けない。 そのうえ、面の曲部に描くのだから微妙な動きが強いられる。 筆だけを動かすだけでは長めの線は無理。面も動かしながら描いていく。 他に、くりっと曲がったり渦巻きは難しすぎてなかなかうまく描けない。 |
主 な 毛 描 き 例
小面 | 万媚 | 若女 | 節木増 | 深井 | 孫次郎 | 増女 | 中喝食 | 泥眼 | 増髪 | 姥 | 蝉丸 | 石王尉 | 怪士 | 不動 | 小獅子 | 牙べし見 | 悪尉べし見 | 橋姫 | 平太 | 慈童 | 蛇 | 喝食 | 熊坂 | 大べし見 | 大悪尉 | しかみ | 猿べし見 | 釣眼 | 黒髭 | 山姥 | 痩男 | 頼政 | 毘沙門 | 要石悪尉 | 生成 | 天神 |
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