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極端な下ぶくれの丸顔で当然美人ではないがどこか愛嬌が感じられる。

茂山忠三郎家 蔵  伝 龍右衛門 作を参考。

182 X 151 X 77



============================  制 作 過 程  ============================

準  備
写真から面輪郭型と縦中心型を推測でイメージ図を作る

初  期  彫 り


荒彫り
 ノコとノミで面型を彫り出し両端の不要部分をはずす。
 丸ノミで大雑把に裏を彫り込む。  ノコと平ノミ+丸刀でイメージを浮かべながら彫りはじめる。

中 間  彫 り
-1-
-2-
-3-
 向かって左側の大まかな位置取りをする。  右側の大まかな位置取りをし左側も合わせる  バランス調整
写真とイメージ図を眺めそれぞれの位置づけをし感覚を見ながら少しずつ削り出す。

木彫り完成

型 紙 作 り
 縦型は推測で作った型紙から彫りながら修正。3〜7o前後を調整。
 面型、横型、目の縦型、口開け型と合わせ全部で13種類を作った。
 型紙を作りながら各所で自然なラインへと微調整削りもした。

彩  色
木地磨き
下塗り
上塗り
 木地を#40のペーパーで磨く。  下塗り後#60のペーパーで磨く。  下塗り時の60%に薄めた膠で胡粉に和黄土、淡口黄土、山吹、朱土、アワビ粉を混ぜ溶く。 刷毛で3回塗り、パフで4回たたき塗りした。

彩  色
古色打ち
研ぎ出し
彩色調整
 ヤシャブシの古色に微量の黒を加え3回打ち付けた。  スチールタワシで研ぎ出す。  ヤシャブシの古色に朱、黄をちょこっと加えパフで打ち付け研ぎ出す。