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白般若<  じゃ   >真蛇

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般若の怨霊の度合いをさらに増し動物と化した面。もはや聞く耳を持たない」という意味なのか、耳がないのが特徴。

蛇が進化して般若となる。般若の前段階とも言える生成に対して本成ともいう。

「道成寺」の専用面である。(室町時代 重要文化財 写し)

210 x 158 x 92


=========================  制 作 過 程  =========================

表の中心縦型を大まかに削り全体の荒彫り。
表をナタで不要な部分を切り落とす。
裏に面型を写し鋸で枠を切る。この後、突きノミで丸く整える。

眉間のしわを刻み口明けの準備。
横の型紙を合わしながら形を作っていく。
頭、アゴの切り上げをスケッチし裏を荒彫り。

木彫りの完成。
裏を彫り形を整える。目、鼻穴をあけている。
口を彫り込み目横とアゴに刻みを入れる。

 ベースになる彩色。
 古色液に少量の黄色と朱を混ぜ着色。
 頭部は白に黄色をちょこっと混ぜ着色。
 少量の和黄土を胡粉に混ぜ上塗をした。
 木地を調整しペーパーで磨き下塗りをした。
真鍮で目と牙を作ってはめ込んだ。

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