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山姥-2<  廿余はたちあまり   >蛙

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やや目の周りを窪め額に垂れる髪の毛描きで漁夫の亡霊らしさを表現。痩男の変換種。

「二十歳余りの年波」とあることから若くして命を落とした。

室町期の作品が宝生流本面にあるが作柄は異なり桃山ないし江戸初期の自由な模索と思われる。 (池田家伝来  林原美術館 蔵  写し)

206 x 144 x 83


=========================  制 作 過 程  =========================


イメージ彫り。
縦型を合わし不要な所を削り落とした。

頭とあご下の反りを位置づけノミで叩き落とした。

木取り。
厚みが足らなかったので鼻の部分に6oの木を足した。


木彫り完成。
調整し裏を彫りながら目、口、鼻をあけた。

仕上げ彫り
微調整を繰り返し左半分を仕上げる。

中間彫り。
全体の横型を大まかに合わしながら片目のイメージ彫り。


上塗り

下塗り