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単に美少年とは異なり、神仏的で妖精的な表情をしている。  伝 洞白作 江戸時代初期を写す

210 x 138 x 68


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彩色修復・ペーパー剥がし
 彩色、毛描きの修復開始  #40のペーパーで上塗部をはがし#80で磨いた。

彩色
上塗色つけ研ぎ出し
 液膠を購入。 最初から液体になっており濃度が不明だったので試し塗りをしてみた。 2倍に水で薄めた膠液で胡粉を練り溶かし塗ると 今までのサイコロ型膠を溶かした濃度とほぼ同じよう感じた。これを下塗り用にしよう
 したがって上塗り用では 「その下塗り用6に対し水4」の割合で薄めて使用する。 

 和黄土、淡白茶、利休茶をほんの少しとアワビ粉末を胡粉に混ぜて上塗り用胡粉液を作り塗りつける。
はじめの3回は平筆で塗り次の3回はパフで叩きつけ、スチールタワシで研ぎ出す。その後パフで2回たたきつけた。
  ヤシャブシの古色液をかなり薄めにして3回パフで叩きつけた。
 面淵へ向かってはやや濃い目になるよう数回着色。
 スチールタワシで研ぎ出し。次に古色液をさらに薄め2回たたきつけ研ぎ出しをした。それを2回繰り返した

 研ぎ出し時、上塗り用膠液の濃度がやや濃いように感じたが良しとしよう。
 これで膠液が少し足りないときにはすぐに用意できるので助かる。

毛描き
 髪の毛、三日月型眉毛の細いラインと目の枠を毛描きした。 あとは目の中と口、歯を毛描きすれば完成。