尼あま 　 ＞泣尼

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女性ばかりで酒宴になり、舞ったり、謡ったりと富裕な老尼の豊かさ穏やかさを感じる。 奈良国立博物館 蔵　　江戸時代 作を参考。 ２０２　X　１５１　X　７７

準　　備

写真から面輪郭型と縦中心型を推測でイメージ図を作る

初　　期　　彫　り
表	裏	荒彫り
両端の不要部分をはずしノコで裏側から面型を彫り出す。	面型を調整し丸ノミで大雑把に裏を彫り込んだ。	ノコと平ノミ+丸刀でイメージを浮かべながら彫りはじめる。

中　間　　彫　り
-1-	-2-	-3-
向かって左側の大まかな位置取りをする。	右側の大まかな位置取りをする。	目、鼻、口の周りの彫りを進める。
写真とイメージ図を眺めそれぞれの位置づけをし感覚を見ながら少しずつ削り出す。

木彫り完成

型　紙　作　り
縦型は推測で作った型紙から彫りながら修正。３〜１０�o前後を調整。 　面型、横型、目の縦型と合わせ全部で１８種類を作った。 　型紙を作りながら各所で自然なラインへと微調整削りもした。

彩　　色
木地磨き	下塗り	上塗り
木地を＃４０のペーパーで磨く。	下塗り後＃６０のペーパーで磨く。	下塗り時の６０％に薄めた膠で胡粉に黄土、和黄土、アワビ粉を混ぜ溶く。 刷毛で３回塗り、パフで４回たたき塗りした。

彩　　色
古色打ち	研ぎ出し	彩色調整
ヤシャブシの古色を３回打ち付けた。	スチールタワシで研ぎ出す。	ヤシャブシの古色に朱、黄をちょこっと加えパフで打ち付け研ぎ出す。