大昔から年の初めとして、「1年の計は正月(元旦)にあり」と言われるぐらい年中行事の中でも最も大切な日。 「年のはじめを祝う」として1月1日(元日)は国民の祝日。元旦とは元日の朝のこと。 |
─ 門 松 ─ |
門に立てる松に、年神様が最初に訪れ、一年の幸福を授けてくれるといわれる。 一夜飾りではなく、28日か30日に飾られるところが多い。江戸時代から竹が組み合わされてきた。 |
─ しめ飾り ─ |
神をまつる神聖な場所である家の玄関や大切な場所に飾る。 新しいわらには古い年の不浄を払い厄を遮断する。 うらじろは長寿。だいだいは家系繁栄などの意味をもつ。 |
─ 鏡 餅 ─ |
鏡餅は神様へのお供え物として飾られ、その餅を食べて1年間の祝福を授かろうという縁起物。 食べる日は1月11日で「鏡開き」の日。 昔の鏡が丸い形をしており、神が宿るともいわれ丸い形になった。 また、重ねているのは1年をめでたく重ねようとする願いがある。 |
─ お年玉 ─ |
現在では、正月に子供に与える小遣いを「お年玉」と呼ぶ。 もともとは年神様からもらった魂として、目上の者が目下の者に丸いお餅を分け与えていた。 |
─ 雑 煮 ─ |
元来、大晦日に神棚に供えたお供物を元旦に下げ、 汁物(しるもの)にして食べたのが雑煮。 西日本は味噌(みそ)味で小さく丸めた丸餅、 東日本は醤油(しょうゆ)味で四角く切った切り餅が一般的。 |
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