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節 分



立春の前日を節分といわれていて、季節が分かれるとき 。
早春賦 だが春よこい
 もともとは中国から伝えられた習俗。

春を迎えるにあたって邪気や災難を払い、新しい年の福善を願うもの。
年男(その年のえとの生まれの男性)または一家の主人が
「福は内、鬼は外」といいながら煎った大豆をまき、
みんな自分の年の数だけ(または歳の数+1)豆を食べると
1年病気にならないと言われている。

穀物や、果実には「邪気を払う霊力」があり、豆の霊力により邪気を払い、
福を呼び込むと考えられたのですね。

他にもいわれがあります。
鬼の毒眼に睨まれると害をこうむる。したがって豆を蒔いて鬼に豆を数えさせて視力を消耗させる。

「鰯(いわし)の頭も信心」
などといわれる鰯の頭を焼いて、ヒイラギの枝に刺し、
家の入り口に差す風習がある。これも節分の日。
これは鰯の頭の悪臭で、邪気が家に入るのを防ぐという意味がある。

それから
巻き寿司を「まるかぶり」する日。
太巻き丸ごと1本を恵方を向き、願い事を念じながら、だまって食べきる。
電話の呼び出しや来客のピンポーンで中断すると、もう一本を最初から食べなければならない。
太巻きとは、長さ=22cm、太さ=5cm、重さ=300g。といわれているがサイズは自由でよい。
恵方とは、その年の吉方(一番縁起のいい方角で年神:歳徳神としとくじんの位置。 2006年は南南東、2007年は北北西)
関西の風習が全国的に広がり今では恵方巻きケーキ、恵方巻きパンが便乗商売として出回りだした。

「福を巻き込む」という巻きもので、
しゃべると福が逃げる、食べきるのは縁を切らないという意味。