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要石悪尉<  しかみ悪尉あくじょう   >重荷悪尉

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大悪尉の一種であると思われるが、強く恐ろし気な老人の上に鬼神の荒々しさを加えた相貌。

中西 通 著 「能のおもて」掲載の 室町時代末期 作者不詳を参考。

204 x 155 x 106


=========================  制 作 過 程  =========================

準  備
写真から面輪郭型と縦中心型を推測でイメージ図を作る



荒彫り
ノコとノミで面型を彫り丸ノミで大雑把に裏を彫り込む。 不要部分を外し鼻部分をつぎ足した。 ノコとノミでイメージを浮かべながら彫りはじめる。

中 間 彫 り
― 1 ―
― 2 ―
― 3 ―

仕 上 げ 彫 り

型 紙 つ く り

準備段階で作った縦型は若干修正。 面輪郭、縦中心、目中心の縦左右、口開け型、横の11種で計16種類。

目に金具

口に金具

塗 り
木地磨き
下塗り
上塗り
 木地を#40のペーパーで磨く。  下塗り後#60のペーパーで磨き目と口に金属を接着。  液膠を7倍に薄め胡粉に和黄土、朱土、微量弁柄、アワビ粉を混ぜ溶く。 刷毛で2回塗り、パフで5回たたきつけた

彩 色
古色打ち
研ぎ出し
彩色調整

髭作り