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鳶<  烏天狗からすてんぐ   >雄猿

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剣術と神通力に秀でる天狗。鞍馬山の烏天狗は幼少の牛若丸に剣を教えた鞍馬天狗といわれている。

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ボストン美術館 掲載を参考


=========================  制 作 過 程  =========================

初  期  処  理
準備
写真から面輪郭型と縦中心型を作る

初期彫り

荒彫り

中彫りー1
向かって左側を削りながら線描きを繰り返す

中彫りー2
向かって右側を削りながら線描きを繰り返す 眉、耳の彫り

仕上げ彫り
全体のバランス調整

仕上げ彫り
鼻穴、口、目を開け木彫り完

型紙つくり
イメージで描いていた縦中心型を彫りながらちょこちょこ修正 型取りゲージで型をとる。 一か所に3分割でとった

型紙つくり
分割で取った型をつなぎ合わせフィットするまで数回修正を重ねる ぼぼフィットしたので厚紙に写し取った。
全部で17種類となる

塗 り
木地を#40のペーパーで磨いた 下塗り。ペーパーは#60

目 に 金 具
 煙草の銀紙を目に被せ型枠をとる。
 真鍮板に写し切り取る。
 成形台に乗せ先の丸い鉄棒で打ち付け丸みをつけていく。
皺が出来るので伸ばしながら丸める
 何度も何度も打ちつけ丸みをつけては目に被せヤスリで削ったりして調整を繰り返す。
 うまく目にかぶさると裏側から目穴を書き入れ
 ポンチで穴をあける
 穴の周りが膨れ上がるので
 先端の丸い金棒に被せ平らな鉄棒で叩きのばし反丸のヤスリで目穴の調整をする。
 両目に被せ調整を繰り返して接着。

彩  色
上 塗着 色ー1
 胡粉+アワビ粉に水乾板流し顔料の和黄土、朱土、弁柄、丁子色、黒茶を少々混ぜ下塗り膠を65%に薄め溶いて着色。  古色液、白色、黄色、オレンジ色を筆とパフで着色

彩  色
着 色ー2研ぎ出し
 古色液、黒色を濃淡をつけ叩き筆とパフで着色  スチールタワシで研ぎ出し。 あとは古色打ちと彩色微調整で完成。