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案山子(かかし)



山田(やまだ)の中の一本足の案山子、
天気のよいのに蓑笠(みのかさ)着(つ)けて、
朝から晩までただ立ちどおし。
歩けないのか、山田の案山子。

山田の中の一本足の案山子、
弓矢で威(おど)して力(りき)んで居(お)れど、
山では烏(からす)がかあかと笑う。
耳が無いのか、山田の案山子。

作詞作曲不詳/文部省唱歌