マスターズ水泳競技のルール


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私がマスターズ水泳競技大会で会得した基本ルール。追加、訂正、削除がありましたらご連絡ください。
2006年1月29日

印は 国際水泳連盟(FINA)、日本水泳連盟の競技規則の改定により、
日本マスターズ水泳協会の規則も2006年1月1日より改定された。

スタート
 ●スタートの信号音を聞いてからスタート動作をしなければならない。

 ●スタートのフライングは1回で失格となる。信号音が発せられればスタートのやり直しは無く競技は進行する。

 ●長い笛の合図でスタート台に上り前縁に片足か両足の指を掛ける。 背泳ぎと水中スタートは水中に入る。片手か両手(背泳ぎ)でグリップを握り、両足を壁につける。

 ●「Take your mark」の合図でスタートの姿勢をとる。通常は選手が静止したときに出発の信号音が発せられる。 しかし故意にノロノロしてたり動いていたりしても信号音が発せられる事があり失格となる。 早めに静止しよう。


潜水距離の制限
 スタートおよび折り返し後、15mの地点までに頭は水面上に浮上しなければならない。  


バタフライ(バッタ、Fly)
 ●スタートおよび折返し後。
  ・肩の回転角度が水面に対し90度未満で水中サイドキックは認められるが、 最初の腕のかき始めから身体はうつ伏せでなければならない。

  ・水中での1かきは許されるが、かいた手は、必ず水面上に抜かなければならない。

 ●次の折返しあるいはゴールまで身体の一部が水面上に出ていなければならない。

 ●両腕は水面の上を同時に前方へ運び、同時に後方へかかなければならない。

 ●両足の上下動作は同時におこなう(ドルフィンキック)。交互に動かすと違反。 ただし、IPC規則で認められている平泳ぎのキックはマスターズでも認められる。

 ●折返しおよびゴールタッチは、両手同時に行わなければならない。ただし肩が水平であれば同じ高さでなくてもよい。


背泳ぎ(バック、Ba)
 ●折返しの動作中を除き、常に仰向けの姿勢で泳がなければならない。 仰向けの姿勢とは、頭部は除き、肩の回転角度が、水面に対し90度未満であることをいう。  また、両手同時ストロークと両足同時キック(平泳ぎの上向きキック)を併用できる。

 ●折返しの間とゴールタッチの時は仰向けの姿勢で水没しても良い。

 ●折返しの回転動作。仰向けからうつ伏せになると折り返しの一連動作となる。その時、腕の一かきは使用できるが 折返しの動作に関係のないキックや腕のかきを使用してはならない。  したがってバタ足をしたり、2回も手をかくと失格になる。

 ●次の折返しあるいはゴールまで身体の一部が水面上に出ていなければならない。

 ●ゴールタッチは水没しても良いが仰向けの姿勢を崩さず頭、肩、先行する手または腕が壁に触れればよい。

 ● スタート時、足(つま先)が水面から出ることは禁止されていたが規定が無くなった。 したがって、水面上に足(つま先)が出てもOK。  ただし、プールのへり、タッチ版の上端、排水溝より上に出てはいけない。


平泳ぎ (ブレスト、ブレ。Br)
 ●スタートおよび折り返し後、一かきと一けりの一連の動作中に頭の一部は水面上に出なければならない。

 ●両腕の動作は、同時に左右対称に行わなければならない。

 ● 泳ぎのサイクルは「一つの腕のかきと一つの足のけり」をこの順序で行う組み合わせでなければならない。 したがって、折り返しおよびゴールタッチの直前でタイミングあわせなど連続での腕のかきは違反となる。

 ●両手はスタートおよび折返しの後の1かきを除き、ヒップラインより後ろに戻してはならない。

 ●両脚の動作は同時で左右対称。あおり足、バタ足および下方へのドルフィンキックは違反となる。

 ● ただし蹴りにつながる一回の下方へのドルフィンキックは身体全体が水没状態の時 (スタートおよび折り返し直後)は許されるようになった。

 ●折返しおよびゴールタッチは両手同時に行わなければならない。ただし肩が水平であれば同じ高さでなくてもよい。


自由形(フリー、Fr)
 ●自由形の単独種目はどのような泳法でもよい。

 ●メドレーリレーおよび個人メドレーの自由形はバタフライ・平泳ぎ・背泳ぎ以外の泳法でなければならない。

 ●折り返しおよびゴールタッチは体の一部が壁につかねばならない。

 ●次の折返しあるいはゴールまで身体の一部が水面上に出ていなければならない。


個人メドレー(個メ、コンメ、1コン、IM・インディビジュアルメドレー)
 ●バタフライ→背泳ぎ→平泳ぎ→自由形の順序で泳がなければならない。 ただし自由形は前の3泳法以外で泳がなければならない。自然にクロールとなる。

 ●種目が替わる折返し。背泳ぎ→平泳ぎの時は肩の回転角度が水面に対し90度未満でタッチしなければならない。 それ以外は前泳法のルールに従う。


競技施設
 ●コースナンバーはスタート側からプールに向かって右端を1コース。
 ●背泳ぎ用旗つきロープは高さ1.8m。
 ●水温は競技期間中を通じて26℃±1℃
公認プールの規格 50mプール(長水路) 25mプール(短水路)
水深1.2m以上1.0m以上
プール幅15m以上11m以上
コース数7コース以上5コース以上
スタート台高さ
水面上
50cm〜75cm35cm〜50cm