2004年12月04日 −桃姫御殿−
ようこそ。ここが桃姫御殿だ。 |
刺身にお鍋がメイン。 まずは刺身。 私が到着したときには大皿2枚に盛られていた刺身の1皿が殆ど空っぽになっていた。 宴会開始は5時なのに、1時間前の4時に二人がやってきたという。 そのうちの一人は、日頃、粗食に耐えてきたのであろう。あまりの美味さにトロトロとお腹に入っていったのだと言う。 しっかりとビールも飲んで赤みをさしてる顔で嬉しそうに笑っておった。もう一人は遠慮していたようだったが、 その男は誰だろう?。下の画像を見ながら考えよう。 <ヒント> ・食べる手は素早いのだが、プールはサボってばっかりで水中での手の動きは鈍い。 ・鍋を食べだしても止まらない、熱くても、半煮えでも平気で何ぼでもお腹に入りポテポテになって いる。 ・アルコールなら何でも飲める。ビール、発泡酒、ワインに日本酒(熱燗でもヌル燗でも)、 それにフカヒレの生焼けをお酒に入れ、「ヒレ酒や〜!」と美味そうに飲んでいた。 ・メガネをかけている。 ・白いセーターを着ている。 ・豆腐を食らってる。 このヒントだけではたぶん判らないと思う。これだけで、わかった人は天才パカポンと呼ばれているだろう。 アルコールも入り、お鍋が熱くなってきた。 鴨肉とネギ、鶏肉に豚の良質たんぱく質。ダシも最高。 白い豆腐に色つきの豆腐。きのこ類を入れエネルギー満点。体力、筋力、気力がほとばしる。 |
おっさん連なのに、そこらへんのおっさんとは違うのだ。ガンガン飲んでガツガツ食らう。 ここで鍋に箸を突っ込んでいる男を紹介しておこう。 ちょっと前までは一緒に泳いでた。が、 芦屋の高級住宅街付近に猪が出没しだし、被害防止のボランティア活動を始めた。 出勤前の早朝に山の麓へ出かけるのが日常となってしまう。 我々の水泳時間は夜の8時〜9時で、彼は水泳後の帰宅が10時半を過ぎる。 睡眠時間が短くなり最近はプールを休憩中であった。 元気にしているものと思っていたのにショック。 この夏、食道がんで手術をしたと連絡が入った。 胸と腹を裂き、食道の摘出と胃の1/3を切り取る大手術をしていたのだった。 私は行けなかったのだが、美女軍団と水泳仲間が見舞いに行って、その時の様子を知らされたときには 「死ぬなよ」っと心より祈った。 それが、なんと奇跡的な回復。今日の忘年会にきよった。強靭な気力、日頃の鍛錬、20年近くのスイミング。 全快祝いの乾杯もひときわ大きく仲間皆で喜んだ。 その彼が作ってきた自家製手打ちソバを食う。今朝は6時から仕込み練り上げてきたのだ。その味は最高!。 宴は盛り上がる。小松菜、ビタミン菜、水菜、ミブナ、菊菜の30秒シャブシャブ。 漬物、サラダに大根の煮物と手料理が次々と出てくる。仕上げに雑炊。デザートに巨大苺。 お開きになったのは10時を過ぎていた。後で思ったら、なんと5時間も飲み食い語りあったのだ。 その時間は凄く短く感じ、時のたつのも夢の中、まるで龍宮城への招待をされたかのようであった。 |