菜園TOPへ   
強制労働
2012年5月7日

 この4月で楽しくてしょうがなかったサラリーマン生活を追い出され、 いっつもゴールデンウィークの二人が身近にいる。   サボリマン と マストン だ。

 朝は遅起き、家にいると奥さんに邪魔もの扱い。 幸い近くに六甲山脈がある。 人目に付かない山道を 散歩するのが日課になりつつある。フラフラ、ヨロヨロ、トボトボ。  なるほど 公園のベンチに座り込んでいるよりは健康的でよい。

 しかし、一日は長い。 空き時間をもっと有意義で生産的な活動をしよう と 強引に拉致した。
 私と権兵衛さんが嫌がる二人を車にひっ張り込み収容先は畑。  すでにフリーになっている菱山さんがてぐすね引いて嬉しそうに待ち構えていた。

 鶯がホーホケキョ。労働開始の合図だった。 まずは草引き。しゃがんだり立ち上がったりの スクワット。

 草が無くなった畝を権兵衛さんが耕す間はえんどう豆の収穫作業。ひとつひとつを丁寧に摘み取る。  コレは単純作業だが上を見たり下を見たり中をのぞいたり根気がいる。 精神修行にはもってこい。

 収穫を終え、畝が耕され 一息つけると思ったら大間違い。 休むまもなく 次は畝立て。  二人とも初めての作業。 左右に別れ土をかき上げ盛り上げて畝を作っていく。  私は3回は休憩するのだが お二人に休憩はいっさい許さない。フーフー言って何とか出来上がった。  コレは足腰、背筋に腕の筋肉を鍛える全身運動だ。

 くたくたになった二人。 私は作業を見ててうまく出来るだろうかと冷や冷やしっぱなしで疲労困憊。
 みかねた蔵本さん。 今日は私が料理人になりましょうと権兵衛さんを助手に焼き上げて、  極上焼きそばですよ。 はいっ どうぞ。

 食うは 食うは ガッツクは。  マストンの愛犬は「クー」ちゃん。 美味い、美味い! 満腹だ。
 さっきまで作業をやらされっぱなしだった二人は労働後の御馳走に辛かったことをすっかり忘れ大喜び。

 そうです。 辛さを忘れさせ喜びをもたらす。 お土産の新鮮野菜も用意し術中にはまり込んでしまったのです。  次回からは進んで畑にやってくるはず。   けっして強制労働ではありません。 帰りの車中では次はいつごろ行きましょう、 や て。
 

 あ〜 しんど。 息が上がる畝たて。左がサボリマン。右がマストン。  権兵衛さん そろそろ野菜を入れて。 次は塩コショウ。  仕上げにカツオも。 はいっ、お嬢様。  美味そうな匂い。 早く食いたいなー。  ゴーグルは主人の二倍はする高級品。 バイクのお供に買ってもらった。 クーちゃんのお気に入りポーズ。
      ココをクリック

 かんぱーい。 ビール(度数:0.00%)を片手になごやかや。  今日の収穫。レタス(玉、リーフ)、玉ネギ、菊菜、カブラ、水菜、ほうれん草(赤、緑)、 アスパラガス、絹さや、スナップ、苺。