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紫陽花(あじさい)



雪の下(ゆきのした)科

多くの花があるが、これは「ガクあじさい」の仲間。
土が酸性に傾けば、アルミニウムの吸収が促され、青が強く出る。
逆に、アルカリ性に傾くと、吸収が抑制され、赤が強く出る。
だからといって、品種本来の色を変えるのは無理がある。
赤花の株を弱酸性の土に植えて、 青く咲かせようとしても、必ずぼけた紫色になってしまう。
肥料は赤系の品種にはリン酸(過リン酸石灰など)、
青系の品種にはカリウム(硫酸カリウムなど)を多めに施すとよい。

「紫陽花や 藪(やぶ)を小庭の 別座敷」 松尾芭蕉

「紫陽花の 末一色(すえひといろ)と なりにけり」 小林一茶