アミノ酸はタンパク質の構成要素。
さらに・エネルギー源、・脳からの情報伝達、・免疫の正常維持の働きをもつ。
「必須アミノ酸」の9種類は人間の体内で合成できず食品から摂取しなければならない。
1806年アスパラガスの芽から抽出されたのがアスパラギン酸でアミノ酸の始まりといわれる。
名 称 | 機 能 | 食 品 | バリン ロイシン イソロイシン |
必須アミノ酸で、この3つは分岐鎖アミノ酸(BCAA)と呼ばれる。 体のたんぱく質を増やす。 運動時のエネルギー源。 脳の疲労軽減、筋肉の疲労回復に働く。 |
レバー,子牛肉,脱脂粉乳 プロセスチーズ,落花生 鶏肉,サケ,牛乳 |
アラニン | アルコールの代謝を促進し、肝臓を保護。脂肪分解酵素を活性化させ、脂肪の燃焼を促進。 |
しじみ,あさり,かに,海苔 牛や豚のレバー,鶏肉 |
アルギニン | 血管などの機能を正常に保つ。免疫力を上げる。一酸化窒素の材料。 | 鰹節,エビ,マグロ |
グルタミン | 栄養補給と筋力維持。 胃や腸などの細胞の増殖を高める。 免疫力を上げる。 | 肉、魚、卵、大豆 |
リジン | 必須アミノ酸のひとつで、パン食・米食で不足しがちなアミノ酸。 | 牛乳,チーズ,鶏肉 |
アスパラギン酸 |
アンモニアを体外に排除し、中枢神経系を守るのを助ける。 また窒素代謝、エネルギー代謝に関与し、疲労に対する抵抗力を高める。 |
豆類,サトウキビ, アスパラガス,もやし |
グルタミン酸 |
小麦や大豆に多く含まれ、速効性のエネルギー源。 | |
プロリン | 皮膚などを構成する「コラーゲン」の主要な成分。速効性のエネルギー源。 | |
システイン | 皮膚に含まれる黒いメラニン色素の産生を抑える。ストレスを軽減させる。 | |
スレオニン | 必須アミノ酸のひとつで、酵素の活性部位などを形成するのに用いられる。 | |
メチオニン | 必須アミノ酸のひとつで、生体内で必要なさまざまな物質をつくるのに用いられる。 | |
ヒスチジン | 必須アミノ酸のひとつで、ヒスタミンなどをつくるのに用いられる。 | |
フェニルアラニン | 必須アミノ酸のひとつで、多種の有用なアミンなどをつくるのに用いられる。 | |
チロシン |
多種の有用なアミンをつくるのに用いられる。 フェニルアラニンやトリプトファンなどとともに芳香族アミノ酸とも呼ばれる。 | |
トリプトファン | 必須アミノ酸のひとつで、多種の有用なアミンなどをつくるのに用いられる。 | |
アスパラギン | アスパラギン酸とともに、TCA回路(エネルギー生産の場)の近くに位置するアミノ酸。 | |
グリシン | グルタチオンや血色素成分であるポルフィリンをつくるのに用いられる。 | |
セリン | リン脂質やグリセリン酸をつくるのに用いられる。神経細胞を活発化させる。 |